011118 ランダム
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ふたりごと 1話


ふたりごと ゚・*:.。. .。.:*・゜☆1話☆

「彼女欲しいぃ・・・。」
そう当然言ったのは俺の友達の拓海だった。確かにこいつは彼女ができたことがないのでこんなコトを言うのは当たり前なのだが・・・。
拓海は頭は悪いケド顔はかなりカッコイイ。髪型もワックスでたててちょっとボサッとしてる。なのに彼女が出来ない。原因不明だ・・・。
「あッ・・・。」
突然、拓海が口に加えていたチュッパチャップスを教室の床に落とした。何かと思って拓海の視線の方に目をむけると、そこにはこの学校で一番の美人とも言われてる鈴木愛香がいた。その女がこっちを見て俺たちの方によってくる。
「拓海・・・こっち・・・来るよ・・。」
「・・・さっき鏡見てくればよかった・・・」
そして、1mぐらいの距離まで近づいたらピタっと足をとめた。そして、目をクリクリさせながらこう言った。
「日向陸くん・・・ですよねぇ??」
俺は一瞬考えた。日向陸??・・・俺の・・・名前・・・だよな??ぱッと横をみるとビックリした表情で拓海がこっちを見てる。
やっぱり俺の名前?!なぜこんな美人が・・・。確かに俺は最近オシャレにも目覚め眉毛とか薄くしたりワックスとかつけたりしているが・・・。
とりあえず返事をしとこうと思って慌てて返事をした。
「はいッ!」
すると彼女はクスクスと笑いながら口に手をあてた。
「かわいい人・・・こんな笑顔なんだ・・・。」
俺は心の中で何度もそう思った。そんなヘンな事を考えていると彼女の方から手紙のような物を渡して、俺の耳元でこうささやいた。
「事情を口で説明するのは何かと面倒だから今日メール送ってね。」
「はァ・・・・。」
まずい!ヘンな返事をしてしまった!と思った頃にはもう彼女は自分の教室えと小走りで帰っていった。
「陸・・・開けてみろよ!!」
拓海が目をキラキラさせながら言っている。まるで自分の事のように思っている。・・・バカだ・・・。
「でも・・・なんで俺??」
「しらねぇよ!!いいから早く開けろって!!」
なんだか楽しみが奪われたような感じで渋々手紙を開けると、そこからはなんだか甘い香りがした。そしてかわいくて、でも大人っぽい字でなんだか英語がいっぱい書かれていた。
「これ・・・メアドぢゃねぇ?!!??!! Σ(゚Д゚)ガーン」
「ホントだ・・・。えっ?!なんで?!」
俺は目の前の現実が信じられなかった。だって、学校一の美人・・・。そんな人がこんな俺にメアド・・・。信じられないのは当然のこと。そんなコトを考えてるうちにもう家に帰っていた。そして気がつけば自分の携帯を握り締めていた。
「・・・送って・・・いいんだよね??」
どきどきしながらも俺は自分の打った文章を何度も見直した。
「  題名・・・3Dの日向です。
   
  メアド教えてもらったので早速メールしました(・∀・)
  それより・・・メールで説明するとか言ってた事・・・
  なんですか??          
                            」
そこそこのメールだし・・・。別にひかれたりはしないだろう・・。
そして、真ん中のボタンをカチっと押した。
「おくっ・・・・ちゃった・・・・・。」
そんな早くに返事が返って来るわけがナイと思い、ベットにもぐりこもうと思ったその瞬間。
「チャラララ~チャラ~チャラチャラララ~」
携帯の受信音が鳴った。
「えっ・・・嘘・・・・でしょ・・・??」
俺は汗でダラダラの手でそっと携帯をとって受信BOXを開けた・・・。

             お疲れ様でした(★*¨pq)
             2話もあるのでよろしく(◇o*¨*)o



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